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事例紹介救急車架装

2026.06.01

救急車架装

救急車の寄贈に込めた想い。愛犬と救急隊員への感謝が背中を押した

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贈呈式の様子

導入事例の概要

原谷様

お客様
原谷治美 様
導入先
熱海市消防本部 様
取材協力
原谷治美 様
導入車両
高規格救急車 パラメディック
導入の目的
熱海市消防救急体制の充実・強化への貢献、寄贈・寄付文化の普及

救急車の寄贈へとつながった愛犬との別れ、そして救急搬送体験

私は国際会議の同時通訳者として長年働いてきました。

今は熱海市で暮らしながら、地域の人たちとのつながりを大切にしています。

 

そんな私が、熱海市消防本部に高規格救急車1台を寄贈することを決めたのは、二つの出来事がきっかけでした。

最愛の愛犬MIMIを亡くしたこと、そして自宅での転倒により救急搬送を体験したこと。

どちらも、命の重さを改めて考えさせてくれた出来事です。

 

熱海市初となる電動ストレッチャーを搭載したこの救急車は、2026年秋ごろの納車・配備が予定されています。

 

2026年3月16日には熱海市役所で贈呈式が行われ、斎藤栄市長へ目録をお渡ししました。

※本プロジェクトは、静岡日産自動車が窓口となり、特装車メーカーであるオートワークス京都が日産高規格救急車 パラメディックの架装を担当しています。

この事例のポイント

  • 寄贈を決めた理由

    愛犬を亡くして、救急車に救われて。「命」を真剣に考えるように
  • 選んだ車両について

    熱海市初の電動ストレッチャー。隊員の負担が少しでも軽くなれば
  • 静岡日産自動車との関わり

    「どうすれば実現できるか」を一緒に考えてくれた
  • これからへの想い

    救急車の寄贈で伝えたい「寄付・寄贈は特別なことではない」ということ

寄贈を決めた理由

愛犬を亡くして、救急車に救われて。「命」を真剣に考えるように

2025年の2月、長年一緒に暮らしてきた愛犬のMIMIが亡くなりました。

どんなに悲しくても、命はいつか終わる。

それを改めて感じた出来事でした。

 

そのしばらく後、今度は自分が自宅で転倒して救急搬送されることになりました。

救急隊員の方が来てくれて、素早く丁寧に対応してくれたあの安心感は、今でも忘れられません。

「この人たちのおかげで、私は助かった」と、心から思いました。

 

そこで自分に何かできることはないか、と考えました。

 

「救急車を寄贈する」

 

最初はとても大きな決断に思えましたが、「やってみよう」という気持ちになれたのは、この体験があったからだと思っています。

選んだ車両について

熱海市初の電動ストレッチャー。隊員の負担が少しでも軽くなれば

車両を選ぶ際にこだわったポイントの一つが、電動ストレッチャーの搭載です。

隊員の皆さんの負担の軽減につながるとのことで、搭載をお願いしました。

日本ストライカー社製の「Power-PRO 2」は、熱海市の救急車への搭載が今回初めてだと聞いて、それが実現できたことをうれしく思っています。

 

外装は、熱海市消防本部の既存の車両に合わせて青帯ラインにしてもらいました。

 

緊急走行時に発光パターンが変わる「可変ビーコン」や、後方への視認性を高める補助警光灯なども搭載されていると聞いています。

住宅地では警光灯を減光できる機能もあるそうで、地域の方への配慮も感じました。

 

この車には「HARU MIMI号」という名前をつけることにしています。

MIMIの笑顔をロゴマークにしてもらう予定です。

収録の様子

静岡日産自動車との関わり

「どうすれば実現できるか」を一緒に考えてくれた

救急車を寄贈するにあたって、何から手をつければよいのか、求められる車両の仕様や行政との手続きなど、個人では把握しきれないことが多くあります。

 

他のメーカーさんにも相談したのですが、静岡日産熱海店に相談した際には、細かな希望にも丁寧に耳を傾けてくださいました。

「こういうことがしたい」という気持ちをそのまま伝えると、「では、こういう形はいかがでしょうか」と一緒に考えてくれる。

その寄り添ってくださる対応がとても心強かったです。

 

個人が救急車を寄贈するというのは、簡単なことではないと思います。

それでも「形にできた」と感じられているのは、丁寧に伴走してくれた静岡日産熱海店のI様のおかげと感謝しております。

また、何よりも増して、特装車販売促進のH様には特殊車両の専門的な知識をもとに丁寧なアドバイスや情報の共有をいただき、信頼度がより高まり安心して高規格救急車をお任せできると確信しました。

皆様のお力添えがあってこその命を守るミッション成就だと思っております。

これからへの想い

救急車の寄贈で伝えたい「寄付・寄贈は特別なことではない」ということ

「寄贈・寄付」は特別なことではない。

 

今回の寄贈を通じて、そのことを伝えたいと思っています。

「自分のできる範囲で、誰かの役に立てることがある」ということに気づいてもらえるきっかけになれたらと思っています。

 

今回寄贈した救急車は、今年の秋に納車の予定です。

どんな形で現場に届くのか、どんな隊員さんが乗ってくれるのか、今からとても楽しみにしています。

 

熱海市は2025年、救急出動件数が過去最多だったと聞きました。

市民の方だけでなく観光客の方も多い地域ですから、救急体制の充実はとても大切なことだと感じています。

「HARU MIMI号」がその一翼を担えるなら、こんなにうれしいことはありません。

静岡日産自動車より

このたびは、熱海市消防本部様への救急車寄贈というプロジェクトにお声がけいただき、誠にありがとうございます。

原谷様から最初にご相談いただいたとき、愛犬MIMIちゃんへの想い、救急搬送での体験、そして「誰かの命のために何かしたい」という真摯なお気持ちがひしひしと伝わってきました。
その想いを形にするお手伝いができることを、大変光栄に感じています。

熱海市初となる電動ストレッチャーの搭載をはじめ、現場の安全性と隊員の負担軽減を意識した仕様を一つひとつ丁寧に整えてまいりました。

秋の納車に向けて、引き続き責任を持って対応してまいります。
「HARU MIMI号」が、多くの命を守る車として長く活躍することを期待しています。

また、原谷様の今回の取り組みを通じて、救急車に限らず、寄贈・寄付という行為がより多くの方にとって身近なものになることを願っています。